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実は、インターネットで保険治療をしている日本の歯科医師が行う根管治療の成功率が50%以下と言われている背景には、時代によって治療方法や使用する薬液そして治療に使う器具が全く違うという語られていない理由があります。

現役で治療をしている歯科医師の中には80歳を越えた先生もいますし、20代の先生もいます。

当然、昔のままの知識で治療を行なっていれば、根管治療の成績が悪くなるのは当たり前なのです。それを無視して無作為に選ばれた患者さんの治療の統計データから50%以下の成功率しかないと結論づけるのはあまりにもずさんだと思います。
ちなみに私が大学を出た当時に歯科大学で教えられていた治療方法は薬液洗浄側方加圧根充でしたが、現在のような超音波洗浄やニッケルチタンファイル、スーパーボンド、垂直加圧根充やMTAなどを使用した治療に比べたらおそらく成功率は半分以下になってしまうでしょう
また、私が開業した20数年前で垂直加圧根充をしていた歯科医院は周りを見廻しても私の歯科医院以外ほぼ無かったと思います。
ラバーダム防湿を"売り"にしている色々な歯科医院のホームページを見ると皆さんそろって「海外の歯科医師では一般的になっている」とか「アメリカの歯内療法専門医は100%している」とか書いています。しかし、それは事実とは違うようです。
また、それらの歯科医院ではほとんどの歯科医師が何故か自由診療の歯内療法を勧めています。
MORITAのDENTAL PLAZA(歯科関係者しか閲覧できませんが…)の中では歯内療法専門医の先生が次のように書いていますね。(2016年の記述です。)
根管治療時にラバーダムを必ず使用すると回答した一般歯科医師は5.4%、
日本歯内療法学会会員でも25.4%という報告があり、残念ですが日本におけるラバーダム使用率はそう高くありません。
 じつは諸外国に目を向けると、日本と同じように「本音と建前」のようなラバーダム使用率が浮き彫りになっています。
イギリス30.3%、スウェーデン67%、アメリカ58%、などなど……。
(根管治療でラバーダムを「必ず使用している」と回答した一般歯科医師の割合)
 まぁ、この記事は「日本ではもっと少なく5%ほどしかやっていないからなるべくしましょう」という啓蒙の内容ですが…。
歯科の相談サイト「歯チャンネル」でも
以前ラバーダムの話題がありました。
https://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00006220.html
私はラバーダム防湿の利点を否定はしません。
ただ、ラバーダム防湿をしない歯医者は根管治療の成功率が低い歯医者とレッテルを貼ろうとする流れは間違っていると思います。
それならば、歯内療法や抜歯、歯周外科をする際に滅菌設備の整った手術室でオペ着に着替えて治療していない歯科医院は感染しやすい環境にあるので治療結果が悪くなるから全てダメだ…と言われても仕方ありません。
高齢の患者さんの中にはラバーダムがとても無理な人もいますし、嘔吐反射が酷い方もいらっしゃいます。
それらの方に極端な不安を与えないように、
“やらないよりはやった方が良い”、治療に自信のない歯科医師や自由診療に移行する症例ではやった方が良い・・・くらいの考えでは駄目でしょうかねぇ?

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