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全国の歯科医院のHPが今のようにそれぞれ自院の治療の特色を打ち出した内容になったのは私の影響も大きいのかもしれません(笑)

それまでは“歯科医院にホームページなど要らない”という風潮でした。

なぜなら、「ホームページを作っても何を載せるの?」といった考えがほとんどだったのです。

どこの歯医者もやっている事は同じだろう?歯科医師の名前と診療所の地図と営業時間くらいしか案内する事が無いじゃん!・・・って。

でも、実は本当に歯科治療を突き詰めている歯科医師は患者さんが解らないレベルで考えて治療を行っているので同じような治療でも全く内容が異なるのです。

当時(小泉首相時代です)、私はあまりにも酷い診療報酬改定の内容に対して怒り、落ち込み、本気で歯科医療を辞めようとしていました。

悪どい歯医者はこれからもウハウハで「真面目な歯医者はもう潰れるしか無い。」と思ったのです。

「歯科医師会」や「歯科衛生士会」や「歯科技工士会」があっても入会する人は年々減少し、更に年齢ごとの考え方の相違でひとつになれないという現実。

裏金で政治家を動かそうとする昔の考えにすがった連盟の行動では「歯医者は金持ち」という考えを増幅させ、反感を買うだけで、世間や政府に対して何故歯科治療が大切かを訴えることができなかったのです。

単純に、会とか世代を超えた繋がりをどこかで築かなければ日本の歯科医療は崩壊してしまう・・・・と真剣に考えていました。

まともな治療評価ができない現場を知らない人間が決める診療報酬は医療費を下げる目的が見え見えで、特に歯科は命に関わらない医療と判断され、複雑怪奇な保険請求ルールに変わっていきました。

そこで、考えたのが歯科専用のSNSサイトの立ち上げでした。

今では「DENTWAVE」とか「1D」とかが有名ですが、おそらく2006年の「歯科コミュ」というSNSサイトをぼんやりと覚えている歯科医師もいるでしょう。それが、私の手掛けた歯科SNSサイトなのです。

(同時期にやはり「何とかしなければ!」とNPO法人を立ち上げて政府や国民に訴え活動して来た「みんなの歯科ネットワーク」の皆さま。本当にご苦労様でした。私もそうでしたが色々嫌な思いをされてきたのではないでしょうか?少し前に解散したと伺っていますが、いつの時代もこの業界は結託ができないままでいる現実は変わっていないように感じます。最近SNSで一部の若い世代の歯科医師が自分達が歯科を変えるような事を口にしていますが、もう年老いた自分は老害にならぬように見守っていたいと考えています。)

1か月以上診療所を休みにして、スタッフと共に毎晩遅くまでサイト制作に打ち込みました。大金をはたいてサイト製作、歯科雑誌や新聞へのマスコミ掲載、郵便やFAXでの歯科関係者への案内・・・。

しかし、当時は同業者の中に協力してくれる者はほとんどいませんでした。

当時流行っていたmixiの中でも何人かに声を掛けましたが、「単なる金儲けだろう?」として嫌悪感を抱く方が多かったです。

 

今のようにインスタグラムやツイッターがあれば、状況は変わっていたかもしれませんし、今でも「歯科コミュ」は存在していたかもしれません。

(結局、サーバー管理会社がバックアップしていた複数のハードディスクの同時期の損傷で膨大な会員の情報や書き込みが消滅し精神的に落ち込んだ中、嫌がらせのような様々な圧力に加え、自己資金の限界でサイトは閉鎖せざるを得ませんでした。)

この中で、歯科コミュ管理人として私がサイトの会員に提供するホームページ製作の案としてブログで紹介していたのが自院での画像を添付した治療内容の記事でした。(もちろんあるふぁ歯科という事は伏せてました。)

とても学会で発表したりするレベルではない資料や模型の画像でしたが、歯医者さんってただ削ってむし歯を治したり入れ歯を作る誰にでもできる職業ではないんだよ!って一般の方々にも知らせる手段がある事を訴えたかったのです。

実は、今では当たり前になった“ブログ風”に自分で編集更新できる「歯科医院のHP」を最初に提案したのもおそらく歯科コミュだと思います。

当時は私も実際にブログで診療所で行う治療の症例を書き込みたかったのですがヤフーにしてもアメーバにしてもほとんどのポータルサイトにおいて商用の利用は禁止されていたのでのブログを利用して自分の診療所をアピールする事はできませんでした。自分で作ったサイトの提供であれば好きに使えるし、高いお金を使わないで利用できるので、会員の同業者も喜んでくれると思ったのです。

歯科コミュ閉鎖後にこのパターンでホームページ製作の営業でかなりの収益を得たサイト製作業者も多いと思います。色々と歯科関係の業者に無料でヒントを与えて終わってしまいましたね(笑)。

 

医療法の改変で今後は治療のビフォーアフターの記事も載せられなくなり、これからまたどこの歯科医院も同じような内容のホームぺージ戻ってしまうかもしれませんね。

でも、ツイッターやインスタグラムやYoutubeまで規制は掛からないと思います。SNSを上手に使えば真面目な歯科医院もしっかりした治療を患者さんにアピールできるのだと思います。

 

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